Experty(エキスパーティ) / EXY -時間や知識知識を仮想通貨で収益化

ExpertyというICOを紹介したいと思います。

コンセプト的にも面白く、実需がありそうと思ったこと、ユースケースも非常にわかりやすいと思ったことを紹介したいと思います。

 

 

Experty / EXY とは

Expertyは、ブロックチェーンを使用して世界中のナレッジプロバイダとナレッジシーカーを繋ぐように設計された通話アプリです。

専門知識を持っているユーザー(ナレッジプロバイダー)専門知識に関して教えてほしいと思っている人(ナレッジシーカーがExpertyというアプリを利用して繋がり、コールすることが可能です。

ナレッジプロバイダーは1分あたりの料金を設定し、ExpertyのプロフィールをSNSなどに共有します。

ナレッジシーカーはプロフィールをもとにして、ナレッジプロバイダーに知りたい情報を通話にて聞くことができます。

通話が完了するとイーサリアムブロックチェーンを通じてシーカーからプロバイダーにExpertyのトークンを料金として支払われる仕組みになっています。

 

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ホームページのTOPでも書いてある通り、Skypeタイプの通話アプリにインセンティブを付けたと考えるとわかりやすいかもしれないです。

Expertyのアプリを利用することによって、お金を払ってでも知りたいことがあるナレッジシーカーは、迅速に知識を持つ人を探すことができ、ナレッジプロバイダーもインセンティブを受けることで知らない人からの問い合わせに対応するキッカケができます。

 

 

 

Expertyが狙う専門知識の市場はすでに存在していて、それなりの規模のマーケットになっています。

Expertyは、ユーザーが専門家を検索できる独自のプラットフォームを構築するのではなく、専門家が今使っているサードパーティのサービス上でプロフィールを共有できる分散型の手段を提供することにしています。

将来的にはGitHub、Linkedin、Quora、Courseraなどの大規模なポータルを拡張して統合することを考えているようです。

 

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ExpertyのICOの期待値

プロジェクト自体が非常に有望だと感じます。

ユーザーが困っているとき、専門家のアドバイスを受けたいというニーズは確実にあると考えています。

現行のビジネスモデルだとプラットフォームが間に入ることで手数料が取られます。

これをブロックチェーンを利用することで、余計なフィーの発生無く、設定している料金のみでやり取りが可能になります。

上記の例だとビジネスの際にしか使えなさそうですが、インフルエンサーのような個人でもExpertyを利用することによって、自分の専門性を利用して収益化することも可能です。

Whitepaperでのユースケースも多く書かれており、使い方も色々と考えることができそうです。

 

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現在、プロダクトはアルファ版のテストが行われており、ロードマップ通りだと20181月にはMobile版とWebApp版のβ版のプロダクトがリリースされるようです。

GitHubもCommitも盛んに行われており、開発も順調に進んでいると考えても良いと思います。

ビジネスモデルの観点やプロダクトのローンチが控えてる点から考えても、33000ETHのハードキャップはかなり少ないと考えられます。

現在Pre-saleへの参加希望者がオーバーブッキングしているようなのでPoCを厳重にチェックしているようです。

恐らく33,000ETHのハードキャップは速攻で到達すると個人的に予想しており、上場後は需要が高いことから価格もそれなりに見込めるのではと考えています。

 

 

 

 

ExpertyのICOの懸念点

 

マーケティング面】

 

 

Expertyが成功するためには、インフルエンサーや専門家と呼ばれるナレッジプロバイダーをどれだけ獲得できるか、そしてナレッジシーカーにどれだけアプリを利用してもらうかが重要になってきます。

そういう意味では、ICOの収益の40%をマーケティングに利用するというのはおかしい判断では無いと思います。

しかし、Webサイトに書いてある市場戦略の部分だと少々、軽く触れられており、詳細なマーケティング戦略もホワイトペーパーには書いていないため、些か不安が残るのは事実です。

ロードマップは面白く有望に感じていますが、長期的に考えると競合もいる中でどうやって、ユーザーを獲得していくかのマーケティング戦略がプロジェクトの成功の鍵となると考えます。

 

現在のExpertyの利用予定者一覧。

 

トークンの使いみち】

保有数によって、プレミアム機能を無料で利用することができるのは面白いと思います。

そして、トークンを専門家に対しての支払いとして利用することは理にかなっていると考えています。

しかし、トークンを受け取る専門家にとって、彼らがトークンで支払いをされることを望まなければ、プラットフォームに惹きつけておくのは少々難しいのではと考察します。

  • We plan to integrate stable coins in the future to accept FIAT based tokens like USD and EUR. This will make the application easier to use for non crypto-wise people (all FIAT based tokens will be kept on the blockchain like USDT). We plan to work with different FIAT based tokens providers. This service will have additional fees, always paid in EXY

上記に書いてあるとおり、暗号通貨をしていない人でもアプリを使いやすく、長くプラットフォームにとどまってもらうために、FIATベースのトークンの受取を組み込むことが1つの課題でもあるといえます。

 

 

ICOの詳細

直近のICOではハードキャップも少なめの33,000ETHか$900万となっています。

今回のセールで総発行枚数のうちの33%が売られ、33%は企業が保有、30%がパートナーに配られ1年半ロックされます。残りはAirDropやBounty、トークンセールのカバーコストに使われます。

 

Expertyのセールに参加するためには注意が必要で、PoCの提出は1月15日までになります。

 

 

Proof-of-Caringとは

Expertyのホワイトペーパーと読む、記事やブログを書く、パートナーシップを提案する、プロジェクトについてツイートする、プロジェクトを色んな方に広める、動画を作成する、Facebookのグループに投稿する等様々なExpertyを世間に広める手助けをする行為のことです。

 

 

PoC(Proof-of-Caring)に登録をすると、自動的にTier #4(最低)にランク付けされます。

Tier #4(最低)になると1月にはじまるMain-Saleへの参加資格を得ることができます。

Pre-Saleに参加するには、Tier #3以上のランクが必要になります。

セールの参加資格と必要Tierランクが異なりますのでご注意ください。

Tierのランクごとのボーナスは下記のとおりです。

 

Partner Tier
-最も安いICO価格より60%のボーナスを受け取る
-拠出額にかかわらず、5000 EXYトークンボーナスを受け取る
-プレセール参加資格獲得

-Expertyのテストネットα版の参加資格獲得

Tier #1
-最も安いICO価格より40%のボーナスを受け取る
-拠出額にかかわらず、1000 EXYトークンボーナスを受け取る
-プレセール参加資格獲得

Tier #2
-最も安いTGE価格より20%のボーナスを受け取る
-プレセール参加資格獲得

Tier #3

-最も安いTGE価格より10%のボーナスを受け取る
-プレセール参加資格獲得

Tier #4

-メインセール参加資格獲得